先月のファミリー通信で秋の気配を感じ始めています。と書かせて頂きましたが、その後残暑は厳しく続き、やっとやっと最近になって少し涼しくなってきました。6月から始まった今年の夏は9月一杯続きました。とはいうものの、秋分の日もすぎ、太陽の出ている時間とそうでない時間が逆転しましたので、そろそろ落ち着いてくるのではないでしょうか？

先日、弊社創業者であり、冨士・阪和グループの代表であった、故米谷正（私の実父）のお別れの会がホテルアゴーラリージェンシ―大阪堺にて行われました。当日は日本全国から多数のご列席を賜り、改めてわが父の偉大さを感じた一日でした。

さみしいことはもう二度と頭をはたいてもらえない事。どつかれると一瞬ムッとなりましたが、今思うと心のこもった愛のムチであったと思います。時に厳しく、時に優しく、私には優しい面はなかなか見せてもらえませんでしたが、特に会社に入ってからは仕事を真ん中においての関係でしたので、これほど盛大にたくさんの方に送ってもらえる人生であったことは、息子として誇りに持ちたいと思います。

今期（64期）もすでに3カ月が過ぎ、今月末には20年間管理させて頂いた、世界的ブランドの店舗管理業務の契約が終了します。こちらのお客様とは別店舗でのお付き合いが続きますので、全く取引がなくなってしまうという訳でありませんが、振り返ると私が冨士に入って少しづつやり方が分かってきた時に廻って来たチャンスで、そのチャンスを運よく掴むことができ、そこから色々なピンチを乗り越えて、ここまでやってきましたが、この度は如何ともしがたい結果となり、大変残念に思います。

解約の理由は例えるなら、気にいった服のサイズが在庫切れとか、大雨で楽しみにしていたイベントが中止とか、そういったものでそれは天命と言われる部類のものですので、誰を責める事もできないですし、逆にいままで20年間続いた事を偉業とほめるべきだとは思っているのですが、現場が終わってしまうのは、やっぱり悲しい。

しかし、何かを失えば、また何か手にする。を信じてくじけずに今期の後半もファミリーの皆さまと一緒に邁進して行きたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

※故米谷正　お別れの会
※社員の皆さまも来客者対応等、お疲れ様でした。